薩摩川内市の観光スポットの一つ、東郷町藤川の藤川天神
藤川天神に銅像のある、西郷さんの愛犬 ツン
犬種は、薩摩犬
凛々しい顔立ちですが、メスです。特技は兎狩り。
ツンは、生まれた時から西郷さんに飼われていたわけでは無いんです。
元々は、東郷町藤川の前田善兵衛という人に飼われていました。
西郷さんは藤川天神を参詣した際に、ツンのことを気に入り、馬1頭・金二十貫と引き換えに、ツンを引き取ったのだそうです。
西郷さんに連れられ、鹿児島市に移ることとなったツンですが、故郷藤川を慕い、2回ほど自らの足で藤川の地まで帰ってきたと言い伝えられています。
正面から見ると、少し可愛らしい顔をしていました。
銅像が建てられたのは、平成2年の2月
NHK大河ドラマ「飛ぶが如く」の放送を機に、つくられました。
地域の皆さんや、子どもたちによる定期的なお手入れのおかげで、いつもキレイな顔をしています。
藤川天神は今年、灯籠を全てリニューアルしました。真新しい赤い灯籠は、緑に囲まれる神社に映えます。
お正月等、特別なイベントの際 夜に点灯します。境内がオレンジ色の幻想的な灯りに照らされます。
灯籠の配置にもこだわりがあります。新しい灯籠は目の錯覚を利用して、参道に奥行きが出るように、平行ではなく、左右の列をそれぞれ少し斜めにして設置されています。
これまで使われていた灯籠は柱の部分がまだ十分に使用できる状態だったので、裏山に設置し、台座の上に鳥の巣箱を置いて、地域の子どもたちと一緒に見守っていく計画があるそうです。台座の部分が返しになって、蛇から巣箱を守るのにちょうど良いそうです✿
四季を通してたくさんの自然を楽しめる、藤川天神
ぜひ境内を散策してみてください。