秋の夜長、澄んだ空気に美しく輝く月を眺めるひと時。今年の中秋の名月は10月4日でした。この日、入来麓武家屋敷群にて地域みんなでお月見を楽しもう、というイベントが開催されました。
旧増田家住宅を舞台に、お月見の用意が整いました!
竹筒の灯りが照らす通りを、子どもたちがやってきます。
ご近所さんをはじめ、薩摩川内市中心部や鹿児島市から多数のお客様が来場。
企画発案の薩摩川内市観光物産協会・宇田川亜希さん。地域の魅力を良く知る人ならではのアイデア!
武家茶房Monjoの「かつお武士ごはん」
IRIKI HEARTS・いりきはーつさんからは、黒糖ふくれ菓子「せごどんのまくら」やピーナッツ豆腐が。
さつま町のお豆腐屋さん、地元入来の隆盛さんなど、飲食店も充実。完売御礼のにぎわいでした。
入来小学校の子どもたち。ジュニア歴史ガイドでお会いした生徒さんに再会!会場は入来小学校の隣だから安心して参加できますね。校長先生も様子を見に来られていました。
かぐや姫コンテスト。着物が似合っている人は誰かな?
月夜の綱引き。子ども対子ども、子ども対大人で盛り上がる!
お月見のクライマックスは、お供えどろぼう。子どもたちにお供えを盗まれた家には、福がやってくるという古来の習慣を再現。
月にちなんだ絵本の読書会も開催されました。
子どもたちが近所を回り、お月見だんごやお供え物をもらう習慣があった頃を知る者としては、ノスタルジーを感じるひと時も、今の子どもたちにとっては新鮮な様子。会場設営やお団子づくり、飲食ブースの出店、イベントの準備と、地域の皆さんが協力してつくりあげたお月見会。歴史の香り息づく入来麓武家屋敷群ならではの、素敵なイベントとなりました。