インターハイ初出場!れいめい高校女子バスケットボール部

この夏、鹿児島をはじめ南九州四県を中心に開催される高校生スポーツの夏の祭典、南部九州高校総体。薩摩川内市は男女バスケットボール競技のメイン開催地です。全国の強豪校が集う地元開催の大舞台に、初優勝でみごと出場を決めた、れいめい高校女子バスケットボール部。県予選を振り返り、7月上旬の部活動の様子とメンバーを紹介します。

5月末の県予選。強豪校である男子バスケ部に続けと、新たな扉を開いたれいめい高校女子バスケ部。

県予選決勝リーグ。れいめい、鹿児島女子ともに2勝し、鹿児島代表1位の座をかけての最終戦となった。

今シーズン、1月の新人戦は鹿児島女子が優勝、4月の四県対抗予選ではれいめいが優勝して迎えた3戦目。スピード、スタミナ両面で「走り負けない」ことを念頭に、シャトルランなどで走力を鍛えてきたれいめい。ゲーム開始から押し気味にゲームを進めるものの、昨年の準優勝メンバーが残る鹿児島女子も決して離されない。接戦のまま、33-30で前半を終える。

後半、れいめいが少しずつゲームを支配しはじめる。第3クォーター終わって10点差をつけるものの、最終第4クォーター、鹿児島女子も必死の追い上げをみせ、一時は3点差まで詰められる苦しい展開に。監督の指示も熱を帯び、ベンチからは仲間を鼓舞する大きな声が飛んだ。

全員でディフェンスへの素早い戻り、リバウンドを頑張り、最後まで集中していたれいめい。勝負どころでスリーポイントを決めるなど、ゲームの流れを相手に渡さなかった。

粘る鹿児島女子を振り切り、71-65でゲームセット!

れいめい高校女子バスケットボール部、歓喜の初優勝!!

「自分たちの代で歴史を開くことができて嬉しい」。汗と涙をぬぐいながら語った徳田キャプテン。

応援席に一礼。

九州大会を終えたある日の練習。本番に向け、キャプテンを中心に自主的にメニューに取り組みます。

インターハイまで1か月。普段の練習から「全国の舞台で戦う!という強い気持ちで」と監督。

チームの柱、3年生の3人。(写真左から)徳田梨恋選手、徳田梨愛主将、中袴田美侑選手。明るくチームを引っ張ります!

(写真左から)2年生の村田弥愛選手、長嶺朱莉選手、窪田奈桜選手。村田選手は177㎝、窪田選手は170㎝。高さもあるチームに。

(写真左から)2年生の川路悠佳選手、家後ひかり選手、福元里莉奈選手。県予選では得点王に輝いた川路選手。家後選手とともにベスト5に選ばれた。

(写真左から)1年生の森 月羽選手、岩下ふうか選手、永徳夢々選手。フレッシュな力をチームに!

6月下旬に開催された九州大会の登録メンバーを中心に紹介しました。部員は3年生5名、2年生9名、1年生6名の計20人。少数精鋭で切磋琢磨しています。

松永真至人監督。れいめい高校女子チームを率いて2年目になります。今のチームの特長を「負けん気の強い選手が多い」と評価。「得点を量産できるチームではない。全員でディフェンスを頑張って、ロースコアの勝負に持ち込みたい」と、全国での初勝利に向けて作戦を練る若き指揮官です。選手が頑張るなら自分も、と「お菓子禁止」に一緒に取り組むなど親身になって指導されています。

シューレースをチームカラーで揃えた3年生。気持ちをひとつに、インターハイでも頑張ります!

れいめい高校は2回戦から登場。初戦は7月29日(月)15時、鹿児島市の吉田文化体育センターで、白鴎大学足利(栃木)対浜松開誠館(静岡)の勝者と戦います。地元の大声援で、後押ししましょう!応援よろしくお願いします!

◇FMさつませんだい「7月は!インハイバスケ祭り」7月11日(木)12時~れいめい高校女子バスケットボール部より、松永監督と選手をスタジオにお迎えし、大会への意気込みをうかがいます。お楽しみに♪

学校法人川島学園れいめい中学校・高等学校。薩摩川内市隈之城町、JR隈之城駅近くに学校はあります。1964年に鹿児島実業高校の川内分校として開校し、1968年、川内実業高等学校に。その後、中学校を開設し、1989年に現在の名称となりました。スポーツの部活動ではバスケットボール部をはじめ、卓球部、体操部などが強豪校として実績を重ねています。