創業明治38年。薩摩川内市を代表する老舗醸造所、新原味噌醤油。薩摩川内市向田に創業し、現店舗は3代目。薩摩川内市樋脇町市比野に店舗・社屋・工場を構えます。社員総出で行う「新原味噌醤油まつり」は春の恒例行事として定着し、地域とのつながりも深い同社。この春、新たに「マルニ味噌らーめん」を開店しました。
2020年3月7日オープン!
新原味噌醤油のヒット商品がずらり。
ランチタイムには行列が。FMさつませんだいのCMを聞いて来た、という方も。
「美味しかったよー」と満足気なお二人。
マルニ味噌らーめん。味噌漬け煮玉子をトッピング。
老舗の醸造所がプロデュースした味噌らーめん、期待が高まります。ふんわり削りかつお、たっぷりの肉みそ、味噌漬けメンマに卵黄透き通る煮玉子、みずみずしいもやし。味噌はもちろん新原味噌醤油の味噌を使っています。スープはひとくち目からはっきりと舌に伝わる濃厚な旨み。鶏がらと魚介のだしをベースに、ほんのり甘い麦みそが良く合います。麺もこだわりの特製麺を用意。細めのちぢれ麺がスープや肉みそとよく絡んで、つるつるモチモチの食べごたえ。具、麺、スープに一体感があり、バランスの良いハーモニーを味わえる一杯です!
美しいマルニ味噌らーめん。
味噌らーめんは2系統あり、地元産の麦みそを使ったマルニ味噌らーめん(ピリ辛ネギ、チャーシュー等)と、王道の北海道味噌らーめん(チャーシュー、バター等)があります。同じ味噌ラーメンでも「全く違う味」なんだとか。ぜひ両方を味わってみてください。ラーメンは追加トッピングを楽しめるほか、餃子、アルコールメニュー(瓶ビール、焼酎等)もあります。
伝統の味、麦みそ。
手軽で美味しいフリーズドライみそ汁も人気です。
味噌せんべいやキャンディなど、おやつにいかがですか。
川内名物「ちんこだんご」に、こちらの醤油を使うお店もあるとか。
大にぎわいのランチタイムが明けて。店舗は代々の工場で使用してきた壁材や看板を今も大切に使い、活かしています。
田所啓彦さん(写真右端)は2019年の夏に来鹿。新原味噌醤油が味噌ラーメン専門店を国内外に展開するトライ・インターナショナルのグループ会社となり、田所さんも工場に入ってイチから味噌づくりを勉強しました。「ここの味噌は、すごく丁寧に作っているんですよ」と感銘を受けた田所さん、ふと「この味噌を使ってラーメンを作りたいなあ」とつぶやいたところ、「いいね、やろう!」と話が一気に動き出したんだとか。「オープンすると決めた、そこからのスピード感、突破力がすごかったですね。それぞれにノウハウやキャリアのある人たちがいて。みなさんのおかげです」と語る新原建次さん(写真右から2人目)。店名メニューの「マルニ味噌らーめん」、完成までには多くの試行錯誤がありました。「北海道味噌ラーメンは米みそベース。麦みそで味噌ラーメンを作る、というのがまずチャレンジでした」と話す田所さん。試作、試食を重ねて、最終的に味が決まったのはオープンの数日前だったと、開発秘話を教えてくれました。
「伝統の味を次世代に。老舗だからこそのパイオニアワークを」
オープンから連日、多くのお客様が訪ねています。「思った以上の反響で嬉しいです」と田所さん。「地元の方に愛されるお店に、そして観光でいらした方にも立ち寄って頂けるといいですね。この店は当社にとって、味噌醤油店がラーメン店を持つ初めての事例です。これをモデルケースにして欲しいと全国の味噌醤油店にエールを送る気持ちもあります」。地域を元気に、そしてみそ業界も元気にとの情熱が伝わってきました。「ハレの日のラーメン」として食べて頂けたら、と田所さん。なんでもない日がハレの日になる。マルニのおいしい味噌らーめん、ぜひ味わってみてください。
マルニ味噌らーめん
平日:11時~17時30分(17時ラストオーダー)
土日祝:11時~20時(19時30分ラストオーダー)
不定休
薩摩川内市樋脇町市比野141-1
0996-21-0202