緑のかがやき。薩摩川内産シャインマスカット

桃、すいか、ぶどう。みずみずしい夏のフルーツが次々に旬を迎えます。薩摩川内市でもフルーツのまち東郷を中心に、ぶどうや桃が生産されています。近年、高い人気を誇るシャインマスカットを精力的に生産されている農家さんがあるとお聞きし、訪ねてきました。

薩摩川内市百次町。川内駅から車で10分ほどの自然豊かな場所に、上野ぶどう園はあります。ずらっと並んだハウスは43アール。約1300坪ほどの広さに、緑の袋をかけたシャインマスカットの房が見渡すかぎり垂れていて、壮観です。

本格的に収穫できるようになり今年で2年目。おいしい実をつけるためには、ある程度樹齢を重ね、大きくなる必要があるそうです。2019年から駅市 薩摩川内などに出品しはじめたシャインマスカットは大好評。「今年の出来も良いですよ」と嬉しそうな上野博孝さん。

元々、農協の営農指導員として働いていた上野さん。シャインマスカットを作り始めたきっかけは、仕事で都市圏に出向いたときにシャインマスカットを見て「美しい」とビビッときたのだそう。「ぶどうとしての美しさ、味も良い、皮の食感、弾ける感じ。これを作ってみたい」と、栽培を始められたそうです。

「ぶどうづくりで一番大変なのは、摘粒(てきりゅう)という作業です。実を甘く、そして美しい房にするために、半分以上、実を落とします。うちの園で10日間から2週間かけて、すべての房でこの作業を行います」。一緒に作業をするご家族が「地獄の10日間」と呼ぶほど。。おいしさのための苦労は惜しみません。

「芽かき」をする上野さんの次男さん。芽を摘み取り、ぶどうに栄養を行き渡らせる作業です。

上野農園では、シャインマスカットのほか、藤稔(ふじみのり)、ピオーネ、ブラックビートなど黒系のぶどうもつくっています。どのぶどうも粒が大きく、房を手に取るとずっしり。これからぐんぐん糖度が増していくとのこと。品種ごとに食べ比べもできるなんて、ますます楽しみですね。

上野さんのシャインマスカットのおいしさに衝撃を受けた人がここにもひとり。川内駅のアンテナショップ「駅市 薩摩川内」店長の小泉拓郎さん(写真左)。「昨年(2019年)市役所の農政課の方に紹介してもらい、上野さんのぶどう園を訪ねました。さわやかな甘さとちょうど良い酸味、ぷりっとした食感。これはぜひうちで取り扱いたい!と販売したところ、お客様からも大好評を頂きました」

小泉店長そして、お客様からの熱い要望に応えて、今年も駅市 薩摩川内に上野さんのぶどうは入荷予定です(7月下旬ごろ)。さらに、このおいしいぶどうを大切な人に贈りたい、という皆さまのために、特別な夏ギフトをご用意。薩摩川内産のおいしいシャインマスカットを全国にお届けします。<駅市 薩摩川内 オンラインストア>と、店頭でも発送予約受付中です。シャインマスカットをはじめ、人気のさつま揚げセット、うなぎ蒲焼きセットなど、薩摩川内の極上品を取り揃えて、お待ちしています!

東郷出身、フルーツには目がない「つん」も、小躍りしちゃうおいしさ♪

まもなく旬を迎える上野農園のぶどう。「今年も美味しく育っちょ」と笑顔の上野さん親子。7月下旬から8月お盆のころまでが最盛期です。薩摩川内のシャインマスカット、ぜひご賞味ください。

駅市 薩摩川内
0996-20-7800