甑大橋開通!～前日から開通式まで～

祝!甑大橋

「甑はひとつ」。
平成2(1990)年の鹿の子大橋、平成5(1993)年の甑大明神橋の開通。そして令和2(2020)年の甑大橋開通により、甑島は陸路でひとつに結ばれました。陸路で結ばれたことにより、観光周遊はもちろん医療緊急災害や産業の面でも期待されています。

～前日～

木の口展望所からは対岸の甑大橋と鳥ノ巣山展望所が俯瞰できます。
ここからも報道関係者がドローンで空撮をしていました。
開通式前日は朝は小雨がたまにちらつく、雲が優勢の空模様でした。

西郷つんも記念撮影
「早く渡って孤島の野犬像に会いたいつん!」

撮影をしていると明日の漁船パレードの旗艦を務める観光船かのこが試運転を行いに甑大橋周辺にやってきました。

では開通式前日の甑大橋に潜入してみましょう!

式の準備とリハーサルが着々と進んできます。
こちらは親子三代渡り初めのリハーサルです。※実際に渡る人ではありません。

解放感のある橋は1,533mあり、鹿児島県内で最長の橋です。

前日まで雨が降っていたので滝が出現していました。
甑島にはこのような滝が多く、雨の日やその次の日の楽しみでもあります。

～開通式～

開通式当日は前日と打って変わって快晴!
気のせいかトンビなども前日より多く飛んでいました。お祝いをしてくれているのですかね。

関係者からは式が始まる前に「快晴でほっとした」と安心の声がありました。

報道陣も多く詰めかけ、ヘリコプターやドローンでの空撮も行われました。

式が始まり、まずは鹿島地区コミュニティ協議会 郷土芸能保存会による「鹿島太鼓」の披露がありました。

トンネル内では音が反響し、迫力のある演奏でした。

次に平良芸能保存会による「大敷ばやし」です。

ブリの定置網の網持ち歌として歌い継がれてきました。

塩田県知事からは主に観光振興について述べられ、県からも今後の期待がうかがえました。

岩切市長からはさらに魅力のある「宝の島」として発展させることができます。島の発展に引き続き務めていく旨が述べられました。

薩摩川内観光大使の皆さんからはビデオメッセージが届けられ、甑島と甑大橋への想いが語られました。

塩田県知事と岩切市長を中心に、テープカットとくす玉が開かれました。
テープカットには西郷つんも参加し、色を添えました。

式典は次の準備があり、一時休憩です。

休憩の一コマ

塩田県知事と岩切市長と西郷つんの3ショット!

親子三代渡初め

上甑町と下甑町から親子三代が参加し、花束や焼酎を交換しました。
また、昨今の情勢から握手はエア握手とされていましたが、参加者は感極まりがっちりと握手を交わしてしまうワンシーンもありました。

来賓の方々も親子三代に続いて渡り始めました。思い思いの位置から橋や周辺の風景をカメラやスマートフォンに収めています。

見てください!この透明度と美しさ!

大きな魚が群れを成してゆうゆうと泳いでいます。

そうこうしているうちに漁船パレードの旗艦を務める「観光船かのこ」がやってきました。

観光船かのこは中甑港(コシキテラス前)から鹿島断崖などを巡るクルーズ船です。親切な船長が鹿島断崖へご案内します。

たくさんの漁船群の旗艦を務める観光船かのこ

この日は上甑島と下甑島の船、あわせて30隻ほどが参加しました。
橋から参加者が手を振ると船上から手を振り返したり、汽笛を鳴らして応えていました。

車両渡初めは警察車両を先頭に、県知事車、市長車、救急・消防車、建設関係等のトラック、観光バスが通過しました。

漁船パレードと交差するシーンもあり、粋な演出でした。

車両通過後に西郷つんもお散歩しました。
ゆるキャラグランプリ2020のWEB投票は9月25日までです!つんにぜひ、毎日投票して応援してあげてくださいね♪

開通5分前!既に甑大橋を渡ろうとしている車やバイクがあり、中にはロードバイク(自転車)の姿も!
鹿島側からは徒歩で渡っている人の姿もあり、島内外からの関心の高さがうかがえました。

鹿島の鳥ノ巣山展望所からの風景です。
鳥ノ巣山展望所は毎年、季節になるとカノコユリやニシノハマカンゾウが咲き乱れ、花見のスポットにもなっています。

最後に、甑大橋が開通しましたが役目を終えるものもあります。
こちらの鳥ノ巣山展望所にある灯台です。

橋に照明が点くことから今回、役目を終えました。
鳥ノ巣山展望所を訪れた際には、白く小さいながらも藺牟田瀬戸を守ってきた灯台に「お疲れさま」の声をぜひかけてあげてください。

甑島の魅力がさらにアップした今回の「甑大橋」開通。
新型コロナ終息後にぜひ、お越しください。

 

#甑大橋