2020年8月29日。甑島の悲願であった「こしきはひとつ」。甑大橋の完成で、ついに実現しました。開通を祝福するような青空に包まれ、薩摩川内から甑島への日帰り旅に行ってきました。日帰りでもこんなに楽しめる!のんびりゆったりの島旅、ご覧ください。
上・中甑と下甑をつなぐ全長1533メートルの甑大橋。その姿は、海を羽ばたく大きな白い鳥のよう。強く、美しい橋です。
8:50 川内港発
川内駅から車でおよそ25分、高速船甑島が発着する川内港ターミナルに到着。健康チェックをしてさっそく出発です!
波の揺らめきに輝く船。高速船なら川内港から甑島の里港まで50分!
対岸の柳山からは風力発電機が見送ってくれます。
JR九州の新幹線・観光列車のデザインでもおなじみ、水戸岡鋭治氏の監修による高速船甑島。乗船した瞬間から一気に旅気分を高めてくれます。船内には椅子席、お座敷、船上デッキがあり、その日の気分や体調、荷物に合わせて、好きな場所を選べるのも嬉しいですね。
せっかくのいいお天気なので、デッキに行きましょう!
海上を軽快に走る高速船甑島。海風に吹かれながら、写真を撮ったり…
海に浮かぶ小島を眺めたりしているうちに
あっという間に上甑・里港が見えてきました。ゆきかう船は串木野新港に向かうフェリーニューこしき。
9:40 里港着
笑顔で出迎えてくれる島の皆さん。今回はこしきツアーズのレンタカーを利用します。
島の魅力を知り尽くす、こしきツアーズ。予約しておくと、到着に合わせて港に迎えに来てくれます。
こしきツアーズの事務所は「ギャラリーヒラミネ」を併設しています。島のアーティスト平嶺時彦の作品を展示。
1924年生まれの平嶺時彦。島の持つプリミティブなパワーが作品から伝わってきます。
甑島の芸能、ごったん。余った建材など身近な材料で作られてきた、三味線のような楽器です。祝い事など、島びとが集う席で、歌とともに演奏されてきました。
こちらは甑島の魚のうろこから作るアクセサリー、甑島に暮らす、下野フェイダイリットさんの作品です。「2017かごしまの新特産品コンクール」工芸・生活用品部門で奨励賞を受賞。ユニークなアイデアと美しさが、評判を集めています。
お土産やギャラリーも見どころたっぷり。目的地周辺やトイレ休憩所のアドバイスを頂いているうちに、車の用意ができました。今回のメイン、甑大橋に向かっていよいよ出発です!