学長あいさつ

岩切市長
市民講座 薩摩國シティセールス大学
学長 岩切秀雄

官民一体となった産業振興、地域振興を目指して。

市民講座「薩摩國(さつまのくに)シティセールス大学」の開校に当たり、学長としてごあいさつ申し上げます。

薩摩川内市は、平成十六年の広域市町村合併により誕生以来、本市の有する多種多様な自然環境や豊富な地域資源など、地域の宝を活用した「都市ブランド力」を高めるため、シティセールスの重要性に着目してまいりました。

私自身も、一期目となる平成二十年の市長就任以来、直ちに庁内に「シティセールス推進本部」を設置し、翌年平成二十一年三月には「観光元年」を宣言するとともに、本市のシティセールス推進の根源となる「薩摩川内ブランド計画」を策定したところであります。

平成二十二年四月には、観光交流部設置とともにシティセールス推進課を設置し、平成二十四年四月には商工観光部内に観光・シティセールス課として再編し、これまでシティセールス活動を展開して参りました。

シティセールスサポーター制度や体験型プログラムきゃんぱくの実施、更に、観光・スポーツ対策監、次世代エネルギー対策監を配置し、スポーツ合宿誘致や、次世代エネルギーによる事業の創出など、これらを融合し、本市の経済の発展を目指し進めてきたところであります。

このような経過を踏まえまして、今回、シティセールスの始動から十周年となる平成三十二年に向けて、人材育成と官民一体となった活動の活性化を図ることを目的に、市民講座「薩摩國(さつまのくに)シティセールス大学」を開校することにいたしました。

来年は明治維新百五十年の節目の年となりますが、同大学におきましては、これまで新しい時代を切り開いてきた先人たちの「薩摩國(さつまのくに)」の熱きスピリッツを持つシティセールス人材を発掘、育成し、産業振興の実現に寄与すること、地域資源を掘り起こし、磨きをかけ、官・民が共に学び、実践し、誇りを持って県内外に本市を売り込み、「稼ぐ力・戦う力」を身につけることなどを目標に取り組んで参ります。

これらの目標に向けて、学んでいただくとともに、学生自らも考えていただき、何をどうするかを創り上げていただきたいと思います。

平成三十二年には東京オリンピック・パラリンピック、国民体育大会鹿児島大会が開催され、日本書紀編纂千三百年を迎えます。

本日から、平成三十一年度までの三年間において、多くの市民が本大学において各方面のシティセールスを学んでいただき、官民一体となった本市の産業振興、地域振興に寄与することを祈念申し上げ、学長訓示といたします。

平成二十九年十二月一日
市民講座 薩摩國(さつまのくに)シティセールス大学 学長
薩摩川内市長 岩切 秀雄