1999(平成11) 年、国立天文台は新たな宇宙観測プロジェクト「VERA」を開始しました。 VERA とは VLBI Exploration of Radio Astrometry の略で、日本語では「天文広域精測望遠鏡」の名称が与えられています。 基線長 2,000km の VLBI によって銀河系内の電波星の位置を極めて高い精度で測り、天体の三角測量をもとに銀河系の三次元地図を作成するプロジェクトです。 その観測能力を活かして、銀河系内のダークマターの分布等、銀河の謎を探る各種研究や、地球自転や地殻変動等の測定といった地球惑星科学方面での活躍も期待されています。 VERA プロジェクトのために開設された観測局のひとつが「国立天文台 VERA入来観測局」です。
周辺には城山ゴルフクラブや践祚滝をはじめとする“岩下仙峡”があります。