東郷土人形

p_20161024_111049

東郷土人形は、一説によると、薩摩焼きを学んだ陶工たちにより江戸時代の頃から始められていたともいわれています。
明治・大正・昭和初期は特に盛んで、毎年開かれる2月26日の市は「人形市」といわれ、節句や子どもの誕生祝いなどに贈る大事な商品として人気だったようです。
最後の人形師だった「榊 治右衛門」氏が昭和4年に亡くなってからは途絶えたということです。

平成28年9月~10月、東郷土人形づくりが行われました。

(参考資料)東郷土人形製作工程(山口 忠正 氏)

ningyo1

ningyo2

ninngyo4
土は、池畠運動広場あたりから採取してくるそうです。

p_20160927_103907

臼で粘土状になるようにしていきます。(不要な小石、草花などは取り除きながら)

p_20160930_152727

キレイな粘土のできがありです。乾かないようにビニール袋に入れて保管します。

p_20160930_152916

p_20160930_152739

創りたい人形の型を選び型入れをします。

p_20160927_104007

のばした粘土を薄く切ります。竹べらで水をつけます。

p_20160930_153130 p_20160930_153141

型枠には、雲母をふりかけます。

p_20160930_153357 p_20160930_153408

型に入れていきます。厚さに気をつけながら指でチカラを入れます。

p_20160930_153510

かぶせ合わせる型の両方に紐状にした粘土をのせます。

p_20160930_155236

型をあわせます。

p_20160927_104819

p_20160930_155603

 

底の部分を微調整。

p_20160930_155628

乾燥させて、次は窯入れです。

p_20160927_104400

p_20160927_104635

p_20160930_160034

窯出しが終わったら、表面をキレイに整えます。

p_20161011_104205

p_20161011_104307

胡粉塗り

p_20161011_104244 p_20161011_104214 p_20161011_105622 p_20161011_105616

絵付け、顔描き、で完成です。

p_20161011_113333

p_20161024_111033

東郷土人形は東郷公民館など東郷町のいろいろな場所に展示されています。
是非、探してみてくださいね。

東郷小学校の児童も授業の一環で、東郷土人形製作に取り組んでいます。
東郷町以外の皆さんにも体験していただける機会がありましたら、FMさつませんだいでご紹介します。

(取材協力 資料提供:東郷公民館)

togo