おはげそラッチョ!
MCの乾き亭げそ太郎さん
毎週火曜日と木曜日の18時30分からFMさつませんだいで放送している
【げそ太郎の一期一笑】で食に関わる様々な人に出会いお話をお伺いしているのですが、
今回は現在薩摩川内市に1店舗、鹿児島市に2店舗ある
うなぎのやまげんさんのお話をご紹介したいと思います。
うなぎのやまげんさんは1969年 昭和44年12月に誕生しました。今年で創業53年。
僕より2つ先輩です。
元々は薩摩川内市港町で養鰻業を営んでいたのですが、お客さんに美味しい鰻を食べて欲しいと思い、1982年 昭和57年7月 うなぎのやまげん1号店となる川内店をオープンしました。
オープンするにあたり初代社長は奥様と全国の鰻屋さんを食べ歩いたそうです。この行動力は見習いたいですね。
そしてうなぎのやまげんさんのタレのレシピを考案したのが初代社長の奥様だったそうです。
残念ながら昨年他界されたのですが、亡くなる直前にいまの副社長がレシピを引き継いだそうです。
「プレッシャーはなかったか?」と副社長に聞いたら
「鰻屋さんでは1番要になるものなので、責任重大だと思いました」
そんな風に不安に思っているなか、先日30年ぶりに食べに来たお客様から
「味が変わってない!すごいね!変わったのは値段だけだね」と言われホッとしたと笑って
話してくれました。
また別のお客様は
「危篤状態の方が病床でずっとやまげんさんの鰻を食べたいと言っていたので食べられるかどうか分からないけど持っていく」と言ってテイクアウトで持って行ったそうです。
最後の晩餐に食べたいと思われるってすごい!と思いました。
「何を大事にされていますか」とお聞きしたら
「心があって味がある。お客様に美味しいものを届けて喜んでもらえる。その心があってこそ味がついてくる。そしてありがとうの言葉 感謝を忘れない」と笑顔で仰ってました。
明るくてつねに感謝を忘れない副社長にお話しを聞いて、病床で最後に
「おはげそラッチョ!」を聞きたいと思われる味のある人になりたいと思った今日この頃の
僕です。ではごきげんよう。