げそ太郎の一期一笑 #15

おはげそラッチョ!

乾き亭げそ太郎さん

 

今日は永利町で美味しいコーヒーを提供しているPATIOさんをご紹介します。
現在お店を出されて丸8年。店主の山崎さんは30年以上前に脱サラして鹿児島市の天文館で子供服を
始めました。

当時子供服専門店は珍しく、世間に認知されるまで時間がかかり始めた当初、
山崎さんは配送のバイトもやっていたそうです。
そして子供服を開店して3年。徐々に人気が出てきて、国分のサティから「出店しませんか?」と
声がかかり国分に出店。
すると今度は「アミュプラザ鹿児島がオープンするので、アミュの中でお店をやりませんか?」と
声がかかったので天文館のお店を閉めてアミュで子供服のお店をしていたそうです。

アミュの子供服店も順調でしたが、常日頃から「最後はコーヒーのお店をやりたい」と言っていた
山崎さんは26年やってきた子供服店を突然やめます。
では、いつ子供服をやめたのかというとアミュ全体のお店の中で売上がトップの時だったそうです。
その言葉を聞いた時に僕は耳を疑いました。
全然売り上げがないというならわかりますが、1番調子がいい時に全部やめて新しいことに挑戦する。
とてもじゃないけど真似できません。「ゼロからコーヒー店をやる怖さはなかったんですか?」と
聞くと「お客さんから質問された時に恥ずかしくないように、また自分に自信をつける為にコーヒー豆やコーヒーに関するあらゆる知識を勉強し、焙煎を学んだので怖さはなかったです」と。

PATIOをオープンしてから毎朝3時半起きで焙煎をしている山崎さん。

毎回焙煎のデータをとっていて2023年6月22日現在で4979枚の焙煎のデータがあるそうです。
8年で約5000回の焙煎はすごい!
このデータを元に「万人受けするコーヒーじゃないとダメ」という山崎さんが焙煎したコーヒーは
現在薩摩川内市で6店舗のお店が使用。
そして店内には山崎さんの奥さま手作りのケーキやクッキーがありそちらも大人気。
クッキーは塩味があり、シフォンケーキは濃厚な味わい。どのお菓子もコーヒーと相性抜群。
お互いの美味しさを引き立てていて、子供服店の時から夫婦二人三脚で歩んできた
山崎さんご夫妻そのもの。
店内はカウンターとテーブル席があるけど、カウンター席から埋まっていくという
PATIOさんにぜひ足を運んでみてください