げそ太郎の一期一笑 #17

おはげそラッチョ!

乾き亭げそ太郎さん

まだまだ残暑が厳しいですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
暑さでやられていませんか?
疲れてスタミナをつけたい時に食べたくなる代表格と言えば、
ビタミンB1が豊富で疲労回復に良いとされているうなぎじゃないでしょうか。
今回はこだわりの美味しいうなぎを提供して35年。
薩摩川内市樋脇町市比野にあるうなぎのたけひささんをご紹介します。

うなぎのたけひささんは鹿児島県内、地元産のうなぎにこだわり毎日仕込み分の
うなぎだけを捌いて白焼きにしているそうです。そのうなぎを炭火焼きで3回焼き、
3度タレに漬けこむそうです。
そうすると秘伝のタレに旨味が染み込んで味の相乗効果が生まれ、
口に入れた時に奥深い味わいになるそうです。
一尾ずつ丁寧に炭火で焼いたうなぎは遠赤外線効果で表面はパリッと香ばしく、
中はジューシーで、厳選された極上のうなぎを炭火焼きによって一尾づつ丁寧に焙ると、
うなぎの表面にじんわりとプツプツ泡立つようにうなぎのエキスを含んだ油が滲み
出してくるそうです。

蒲焼の際に、この油が3〜4回タレをくぐることで新鮮なうなぎの旨味成分と
タレが交わるそうです。タレの味に深みや厚みが出てくるそうです。
その話を聞いて食べたうなぎはもう「美味げそ!」です。
身の大きいうなぎに染み込ませたタレが最高。次から次に欲してしまいます。
「その日その日でタレの表情(味)は少しずつ変化します。そういった意味ではまさに
タレは生き物なのです」と仰ったご主人が使用するうなぎはひねこという養殖うなぎです。
ひねこというのは養殖されて1年以上経過しているうなぎで(1年未満はしんこと言います)
弾力があり美味しいうなぎです。
さらにうなぎのたけひささんにはなんとも珍しいう刺しというメニューもあります。

完全に生ではなく湯引きしてあるのですが、何もつけずにその湯引きしたうなぎを
食べたら苦味や臭みは全くなく甘味を感じました。
「うなぎってこんなに身が甘いんだ」とビックリ。
こだわり抜いた美味しいうなぎを食べて残暑バテしないように気をつけて欲しいと
思っている今日この頃の僕です。では、ごきげんよう