げそ太郎の一期一笑 #20

おはげそラッチョ!

乾き亭げそ太郎さん

今年も残り1ヶ月。12月のイベントといえばやはりクリスマス。
そのクリスマスのお供にぜひおすすめしたいのが薩摩川内市入来町に
今年6月に完成した朝陽ワイナリーさんのワイン。

創立147年の朝陽小学校が2018年閉校になり利活用でワイナリーと障害者就労支援を目的とする施設
としてオープン。
なぜ小学校跡地にワイナリーを作ったのかお聞きしましたら、鹿児島でも有数のぶどうの産地の
薩摩川内市、さらに廃校利活用に積極的な自治体、そして障害者の方にも何か新しい仕事を
探せるのでは?という思いでワイナリーを開所したそうです。

ここ朝陽ワイナリーでは就労継続支援A型(最低賃金が保証されている)の方々が働いているのですが、
地域の皆さんと何かコラボして地域を支えていけないかなという思いがあるそうです。
というのも高齢化社会で高齢者が高齢者を支えている現代。
農業、醸造、販売を障害者の方と一緒に行うということで、人手不足で悩んでいる
農家さんにこれからのヒントになれば。実際僕が訪れた日には近くの大馬越地区の農家さん、
12名がお話を聞きに来ていました。
自分達が出た学校がワイナリーに生まれ変わった場所を見て反応は?とお聞きしましたら、
昔教壇に立っていた先生が2人見に来て喜んでいたそうです。

色々とお話を聞いて就労継続支援A型の利用者さんに新たな仕事を生み出し、
その労働力を地域に還元できないか取り組み、卒業生は懐かしみにおいろんな想いの皆さんが
集まる朝陽ワイナリーはハブ空港的な役割をしているなと思いました。

初めて作ったワインは2000本で海外産のぶどうを使用。

今作っているワインは自社の畑、薩摩川内市入来町で採れた巨峰を使用。
薩摩川内市産のぶどう100%のワインと海外産のぶどうとのブレンドワインの2種類を仕込み中です。
薩摩川内市産のぶどう100%のワインは巨峰で赤ワインと白ワインを作ったそうです。
通常白ワインはマスカットなどの白ぶどうで作りますが、朝陽ワイナリーの白ワインは
黒ぶどうの巨峰を使っているのでほんのりピンク色。
そして肝心のお味は…試飲して感想をお伝えしたかったのですが残念ながら僕は
乾き亭げこ太郎でして…お酒が弱いのでお酒好きの人に飲んでもらったところ
「甘くてフルーティーで飲みやすい」と言っていました。
年内に発売予定のこの朝陽ワイナリーのワイン。
薩摩川内市産の新たな特産品になりそうな予感です。