おはげそラッチョ!
乾き亭げそ太郎さん
え?ちょっと待ってください!2025年になったばかりと思っていたらもう2月が終わるんですか?新年になってあれこれしようと思っていたのに何一つしていない。そう思っている方沢山いそうです。当然僕もその1人。
そしていつか行こう行こうと思っていて、行った日が臨時休業だったりでなかなか行けないお店ってありますよね。今回皆さんにご紹介するのは僕にとってタイミングがなかなか合わず行けなかったイタリアンのお店、平佐町にあるメロディ館さんです。
シェフのしもかわさんにお話をお聞きしました。
メロディ館は創業30年。現在の場所に移って20年。最初は居抜きで喫茶店を引き継いだがどうしてもイタリアンをやりたくて途中で様変わりをしたシェフのしもかわさんは料理の世界に入り約40年ですが、元々は画家になりたくて東京に行ったそうです。飲食店でアルバイトをしながら画家の勉強をしていましたが、徐々に料理の世界にのめり込んで行ったそうです。しもかわさん曰く「絵よりいやしさが勝った」と笑っていましたが、自分が生きるのは料理の道だと思ったそうです。
そこから東京で和洋食を経験。
川内に帰ってきてからはうどんそば、寿司職人を経験してビアホールの立ち上げのシェフになったそうですがどうしてもイタリアン料理がしたい、パスタを打ちたいと思って独立したそうです。
しもかわシェフはなぜここまでイタリアンに傾倒したんでしょうか?
それは「エクストラバージンオリーブオイルとバルサミコ酢との出会い」
今では当たり前ですが数十年前には珍しく、こんなに素晴らしいものがあるのかと驚いたそうです。
そして川内に帰ってきてから本格的にイタリアンを勉強。
さらにイタリアへ行き、改めてイタリア料理はシンプルだけど美味しい、自分の進む道、お客様に提供したいものこれでいいんだ。やり方は間違っていないと確信したそうです。
メロディ館で提供しているランチは2タイプ
パスタのセット
イタリアンのランチ
パスタセットは毎日3~5種類の中から1つ選んで手作りプリン コーヒーがついて1320円
イタリアンランチは前菜とパスタ、前菜とセコンド(メインディッシュ)を選ぶ、簡単なイタリアンのコース
生麺で小麦粉を卵で打ち込む北部、中部イタリアのパスタがメインで毎日打って捏ねています。
メニューによっては水と塩で練った南部イタリアのパスタを作るそうですが一般的に認知度が低いので商品としては引きが弱いがご自身の趣味も兼ねてたまに作るそうです。
ソース類も全て手作りで、この日は4種類あるパスタの中から手打ちの平打ち麺の上にひき肉とチーズがたっぷりのっているボロネーゼを頂きました。
ひと口食べて感動。噛みごたえがある麺の食感が素晴らしい!ボロネーゼのソースにひき肉がたっぷりのっているけどしつこさが全くない!チーズの香りも惜しみなく押し寄せてきて美味げそらっちょ!
男性陣の皆さんホワイトデーのお返しにメロディ館で食事をしたら喜ばれること間違いなしです。
「シンプルになればなるほど素材が大事なので、いい素材探しを今でも楽しんでいる」と言うしもかわシェフ。イタリアンを愛してやまないシェフと厳選された素材が出会い美味しいハーモニーを奏でているメロディ館さんにぜひ足を運んでいただきたいと思っています。
では、ごきげんよう