げそ太郎の一期一笑 #36

おはげそラッチョ!

乾き亭げそ太郎さん

メジャーリーガーの大谷翔平選手が来日して日本中が盛り上がりましたね。 大谷選手の代名詞といえば二刀流ですが、薩摩川内市にも素敵な二刀流のお店があるんです。
そのお店は今年の1月で5周年を迎えたジャンゴ合同会社。

どのような会社かというと介護タクシー、訪問介護、訪問看護、B型支援事業などをしています。 そのジャンゴ合同会社さんがひとみフードというお店を昨年12月に立ち上げて、こんにゃくの製造と販売、さらに今年の1月からはたい焼きも販売しているんです。
福祉と飲食の二刀流。しかも飲食はこんにゃくとたい焼きというなんとも不思議な組み合わせ なぜなのか?ジャンゴ合同会社施設長の種子島さんにお話をお聞きしました。
「昨年12月にB型支援事業を始めて、障害をお持ちの方々が働きやすい環境を作りたいと思い、こんにゃくの袋詰めやラベル貼りで支援できるのでは?と思いスタートさせました」 たくさんある飲食の袋詰めやラベル貼りの中から選んだのがこんにゃく。なぜだったのでしょうか?

「ひとみフードがある事業所が崎山蒟蒻店の跡地で、崎山蒟蒻店は昨年3月に惜しまれつつ閉店となったのですが、その崎山蒟蒻店のご子息がヘルパーとしてジャンゴ合同会社で働いていて、B型支援事業で蒟蒻を使用されませんか?と提案されスタートいたしました」

ひとみフードさんで製造しているこんにゃくは一品二役を目指し、材料の分量などを試行錯誤し新たに開発した白いこんにゃく。今は日本ではあまり使用されていない、昔ながらのばたねり機で作られています。
このばたねり機で作る蒟蒻は大量生産はできないのですが、しっかり練り込まれ味染みがよく、歯ごたえがあり美味げそなんです。しかもあく抜き不要で水洗いしたら、刺身でも食べられるんです。

そしてたい焼きも作ることになったのは、こんにゃくだけじゃなく何か別に作りたいとなった時に薩摩川内市にたい焼き屋さんてあまりないよねという声を多くいただいたので始めたそうです。


こんにゃく同様たい焼きもこだわりがあり、生地作りも試行錯誤してふわふわモチモチのたい焼き。中身も定番のあんこだけではなくピザ風のたい焼き、ハムエッグや焼きそばのたい焼きに月替りでトンカツやエビフライのたい焼きなども作ってきたそうです。なんとも面白いです。 こだわりのこんにゃくとたい焼きをぜひ召し上がってみてください。
そして、こんにゃくを手に取り「こんにゃくを今夜食う」と呟いたあなたの今日の運勢は○です。

では、ごきげんよう