オガタマノキはモクレン科の常緑高木で、樹皮や葉、花に芳香があることから、別名ダイシコウ(大師香)ともいわれ、本州南部から四国、九州、沖縄,台湾の照葉樹林帯に分布しています。
昔から神社にゆかりの深い樹木で、和名のオガタマとは、「招魂(おきたま)」から転化したものといわれ、玉串として用いられるなど神社には欠かせないものとされてきました。
薩摩川内市永利町石神神社境内のオガタマノキは、胸高周囲6.7m、高さ約22m、推定樹齢は約800年です。
昭和19年11月13日に国の天然記念物に指定されました。