藺牟田池の泥炭形成植物群落
ジャンル
名 称 藺牟田池の泥炭形成植物群落 / いむたいけのでいたんけいせいしょくぶつぐんらく
住 所 〒 895-1502 鹿児島県薩摩川内市祁答院町藺牟田1944
アクセス ■鹿児島駅・鹿児島中央駅からバス利用、入来日ノ丸バス停下車(タクシー約15分)。
■川内駅から市内横断シャトルバス(樋脇・入来コース)で約1時間20分。
■川内駅からバスで入来町バス停下車(タクシー約20分)。
■鹿児島空港リムジンバスで藺牟田温泉停留所下車(タクシー約5分)。
■鹿児島空港より車で45分。
■鹿児島市より車で50分。
■鹿児島空港より車で45分。
■九州自動車道・横川ICより車で約45分、姶良ICより車で約20分。
問い合わせ先 祁答院生態系保存資料施設「アクアイム」
TEL 0996-56-0085

掲載情報は2023年12月26日現在のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。情報提供・間違いを報告する

藺牟田池の泥炭形成植物群落

いむたいけのでいたんけいせいしょくぶつぐんらく

藺牟田池は、飯盛山や愛宕岳などの外輪山に囲まれた火口湖で、直径約1km、周囲約3.3kmのほぼ円形をした池です。湖面の標高は海抜295mで、深さは最も深い所で約3.5mほどです。

池の西側と北側の湖岸一帯には低層湿原が発達していて、ジャヤナギやヨシ、マコモ、アンペライなどのイネ科やカヤツリ科の植物が群生しています。これらの植物は枯れると堆積し、炭化して泥炭を形成します。この一部が湖底から離れて水面に浮かび上がったものが浮島で、いくつもの浮島が点在しています。浮島は北方の寒冷な高層湿原ではしばしば見られますが、低層湿原では極めて珍しいことから大正10年3月3日に国の天然記念物に指定されて保護されています。

また、この池はベッコウトンボの生息保護地区としても貴重で、ラムサール湿地としても登録されています。