みなさんは、「猫岳」という山をご存知ですか?なんだか可愛らしい名前の山ですよね。
山の形が、猫がうずくまった姿に似ていることからその名称がついたそうです。
ここは、さかのぼること戦国時代(1587年)。豊臣秀吉が九州征伐の折、平佐城を攻めるためここに山城を築き陣を張ったといいます。
まず登山口の場所ですが、川内駅方面から向かうと高江インターの手前・右側に南方神社の標柱と「猫岳展望所」の黄色い看板があります。
県道43号線からはここを右折してください。しばらく進むとT字路に突き当たります。ここを左折すると南方神社です。猫岳登山口へは右折です。その後道なりに進むとぐるっとUターンする感じになります。
すると、たくさんのソーラーパネルが見えてきて、再びこの黄色い看板があります。
ここから民家の横を通ってひたすら階段を登っていきます。駐車場は無いので、この看板付近の少し道幅が広くなっている所に駐車するしかないです。付近の住民の方にご迷惑にならないよう配慮下さい。
ここからひたすら登ります。それにしてもカニが多い!赤いつぶつぶはすべてカニです。進んでいくとカサカサ…と両側に避けていきます。
このような感じで、しっかりとコンクリートで整備されているので比較的歩き易いです。ただ、階段の高さ・幅はバラバラなのでちょっと大変です。
途中には少し足場が悪いところも。動き易い靴で登られた方が良いです。
ひたすら登り続けること20分~30分ほどでしょうか。やっと山頂にたどり着きました。この神社は「秋葉神社」といい、あっかさーという火の神様が祀られています。
頂上の様子はこんなかんじです。あずまやが一つと、案内板が設置されています。
木々の隙間から覗く景色はそれは美しいものかと見受けられます。
戦国時代頃の薩摩川内市の町並みは全然違っていたでしょうから、ここから豊臣軍が平佐城(平佐西小学校周辺)の島津軍の動向を見張っていた…というのは納得ですね。良く見えそうです。標高は120メートルあります。
現在は木が伸びていて少し見えにくいですが、峰山地区コミュニティ協議会の方によると地区の皆さんと協力し眺めが良くなるよう伐採を行う予定とのこと。
登ったということは再び下っていかなくてはならない…。汗だくになりながら何とか猫岳の散策を終えました。
とにかくカニと蚊が多かったですので、見に行かれる時は少し涼しくなってからをお勧めします。
戦国時代がお好きな方は要チェックのポイントです(●^o^●)