都市圏で人気の子供向け職業体験テーマパーク、キッザニア。独自に薩摩川内市ならではの職業体験を盛り込んだ『Out of KidZania きゃんぱくキッズ in さつませんだい』がサンアリーナせんだいをメイン会場に、2日間に渡り開催されました。
キッザニアとは、こども達があこがれの仕事にチャレンジし、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる「こどもが主役の街」。2019年現在、東京都と兵庫県に常設の施設があります。アウトオブキッザニアとは、こども達に「もっとリアルな体験をしてもらいたい」という想いから、キッザニアの街を飛び出して、実際の仕事現場を知る機会を提供するというもの。日本各地で開催されており、今回、薩摩川内市が鹿児島では初の開催地となりました。
地域の産業、商業を支える企業が多く参加し、薩摩川内市でしか味わえない個性豊かな29のプログラムが子どもたちを迎えます。受付開始早々に満員となるプログラムが続出し、関心の高さがうかがえました。2019年11月30日・12月1日に、市内各地で行われたプログラムの様子をお伝えします。
サンアリーナせんだいの広場に並んだ飲食ブース店。その一角で子どもたちが、きびなごラーメンづくりに奮闘!「湯切りが難しくて、麺を落としちゃった」というお子さんに「失敗じゃないよ、また作ればいいから。失敗はないよ!」と笑顔で励ますシーンも。
会場内に入ると、受付付近には《求人票》があり、当日参加可能なプログラムが掲示されていました。こんなところも実際の仕事の探し方にならっているんですね。子どもたちも真剣な眼差しで参加できそうなプログラムを探します。
テキパキとお札を数え、お客様の口座に預け入れをする鹿児島銀行キッズ。
バルーンパフォーマーの仕事。
畳素材を使った小物づくり。地域で長年経営されている畳店の奥さまのアイデアから生まれたもの。
参加企業にはNPOも含まれます。こちらはハンディキャップのある方と一緒にポップコーンをつくり、販売用の商品として準備します。
キッザニアや空港のイベント等でも大人気、キャビンアテンダントの仕事もあります。憧れの制服に身をつつみ、上手におもてなし、できたかな?
比較的新しい仕事といえるネイリスト。多くの女の子が参加していました。
専門化が進むブライダルコーディネーターの仕事。
薩摩川内市在住、韓国出身のイ・ハーリンさんは通訳案内士の仕事を紹介。「急病人に外国語で話しかけられたらどうする?」言葉だけではない、コミュニケーションの本質を学びます。
21世紀に入り、パソコンを使った授業が小学校でも当たり前になりました。パソコンを使ってチラシをデザインするグラフィックデザイナーの仕事。
習い事としてプログラミングも人気になっている今日このごろ。プログラマーの仕事もありました!
こちらは映像クリエイターの仕事。薩摩川内市を紹介するプロモーションビデオを自分も入れて作っちゃおう!という遊び心のあるもの。
KDDIのブースでは少し先の未来の仕事を体験。5G回線による遠隔操作で災害現場の復旧工事を行うというもの。画面越しに現場を見ながら操作する子どもたち、見事な仕事ぶりでした。
FMさつませんだいでは、ラジオパーソナリティの仕事を提供。2日間に渡り、計6時間の特別放送を行い、子どもたちと一緒に楽しくお届けしました。
参加条件は他のプログラムに参加して、その体験をラジオを通してリスナーの皆さんに伝える、というもの。ラーメンづくり、グラフィックデザイナーの仕事を体験してきてくれた第1回目放送の3人でした。ほかにも本の話、クラスで流行っていることを話してくれました。
今回の職業体験で働いた分はお給料がもらえます。その名も「きゃんドル」。期間限定ながら、会場内の飲食ブースや文房具店、駅市薩摩川内で使える立派な通貨です。手にした子どもたちはどこか誇らしげ。記念にとっておく、というお子さんもいましたよ。
夢のお仕事体験イベント、Out of KidZania きゃんぱくキッズ in さつませんだい。Day2に続きます!