げそ太郎の一期一笑 #21

おはげそラッチョ!

乾き亭げそ太郎さん

FMさつませんだいで【げそ太郎の一期一笑】(毎週火曜日と木曜日18:30から放送)を
担当しておりますが、去年出会った食べ物で最もインパクトがあった食べ物をご紹介します。
そのお店は樋脇町にあるcafe実の里さん。

店主の津曲さんは蕎麦屋に勤めたり病院の食堂に勤めたりの経験を経て、2018年にお店をオープン。
実の里という名前は訪れたお客様に幸せが実りますようにという想いで付けたそうです。
「樋脇町にないもの、ここでしか食べられないもの」と思い主食と主菜いっしょに食べられる
ハンバーガーを提供しようと決めたそうですが、お店を始めた時にはまだハンバーガーは完成して
いなかったそうです。
ハンバーガーを提供したくて始めたお店で開店時にハンバーガーがない?
まるで一休さんのとんちみたいですが、津曲さん曰く「納得がいかなかった」
ハンバーガーに使用するトマトソース、テリヤキソースは完成してましたが、バンズ、
パティ、ソースによる味、食感、全体のバランスが納得いかず理想のハンバーガーを完成
できなかったそうです。なので、オープン当初は日替ランチを提供しつつ、
日々ハンバーガーの研究をしていました。
そして構想から約3年。
2020年1月に個人のお店として、薩摩川内初のグルメバーガー(ちょっと贅沢なハンバーガー)が完成。

バンズは長崎産の熱成手まるめバンズを使用。ソースは選べるように、
トマトソース(さっぱりとした甘さ)、デリヤキンース(ちょっと甘辛い)の2種類で初めました。
後にお客様のご要望もあり、新しいソース開発して現在4種類、デミグラスソース、
和風BBQピリ辛ソースがあり、夏は塩レモンソース(こしき島のミネラル塩をレモンと
漬け込み毎日丹念に返しながら、1ヶ月以上した頃に発酵塩レモンとなる)
パティは現在、オーストラリア産の牛挽肉を使用。焼き上げた時、パサパサにならない様、
食感も考え、いろいろと工夫しています。
作った時、すぐに調理せず、しばらく、休ませてから調理する。休ませる事で全体的に調味料が
しっかりとなじみ、肉の旨みが出てくる。

「お客様の沢山の笑顔に感謝です」と仰る津曲さんに、これからの目標はとお聞きしましたら
「お客様からの声を聞き、新たなソース作りの開発を楽しみながらやっていこうと思います。
究極のグルメバーガーを探し求めまだ旅の途中です」
グルメバーガーはシングルから、高さ約15センチの5段までありますので
(食べる時に顎が外れそうになります笑)
ぜひご賞味ください