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祝・甑大橋開通! こしきしま日帰り旅(5)

2020年8月29日。甑島の悲願「こしきはひとつ」が、甑大橋の開通により、ついに実現。開通を祝福するような青空に包まれて、薩摩川内から甑島への日帰り旅。こしきしま日帰り旅(1)(2)、(3)(4) から、感動のエンディングへ。

島の思い出を手に

15:20 長浜港ターミナル 下甑観光案内所

ランチの時に会った唐澤智子さんの勤務する下甑観光案内所へ。「甑大橋開通を祝して作ったオリジナルステッカーをよろしくお願いします」とにっこり。そして、下甑の名産品といえば、たかえび。最近では薩摩甘えびとも呼ばれるたかえびは、鹿児島の東シナ海で獲れる海の幸。ぷりっとした弾力もありつつ、柔らかく甘い身はお刺身やカルパッチョにして頂くと絶品です。さらにミソの詰まった頭からはいいダシが出て、お味噌汁にすると最高。余すところなく頂けるたかえびです。お土産用に冷凍したものを買いたかったのですが、この日は売り切れ。見つけたら即購入をおすすめします!

甑大橋をみたび渡ります!下甑側から渡ると、橋のアップダウンがよりはっきりと感じられますよ。下甑、また来ますね~!

16:00 こしきツアーズ到着

長浜港から里まで、甑大橋~鹿の子大橋~甑大明神橋と3つの橋を渡り、行きの道を折り返して戻ってきました。こしきツアーズの前の通りを歩いているお姿を見かけ、もしや?と期待していたら、ギャラリーヒラミネにて、島のアーティスト平嶺時彦さんとお会いすることができました。

医者いらず、として古くから島民の健康を支えてきたのがアロエ。甑島では石垣に植えられているアロエをよく見かけます。このキダチアロエと甜菜糖で仕上げたのがヒラミネの木立甘酢。お水や炭酸水で割ってさっぱりとしたドリンクに、ドレッシングや甘酢だれなど料理にも使える万能甘酢。ヒラミネいちおしの新製品です。

16:30 里港ターミナル

上甑観光案内所がある里港ターミナル。高速船の時間まで、お土産を買い求めるお客さんで賑わいます。島の焼酎もおすすめのひとつ。

甑島には二つの蔵があります。江戸時代から続く上甑の塩田酒造と、明治時代から続く下甑の吉永酒造です。上と下にひとつずつの蔵元からは、それぞれ個性的な焼酎が生み出されています。塩田酒造の六代目百合は、がつんと濃いフレーバーが特長。芋好きにはたまらない味わいです。

甑州(そしゅう)、亀五郎など豊富なラインナップが魅力の吉永酒造。「蛍水」と呼ばれるほどきれいな「甑島佐ノ浦伏流水」を仕込み水に用い、まろやかな味わいが人気です。五郎は「五郎さん」へのプレゼントにと、全国から注文が入るという小噺も。今回は甑島でしか買えない吉永酒造の「おと姫」をチョイス。上品なパッケージに包まれたブルーボトルの焼酎は贈り物にもぴったり。

海の上の干場でさっと干す「馬場水産」の干物類、家族でつくる母親の味「庵地つけ揚げ」のさつま揚げ、その甘さは天然のスイーツ「島興」の冷凍紅はるか、などおすすめ品がずらり。

ひと味もふた味も、そして大きさも違う、甑島のきびなご。甑島で食べるきびなごのおいしさは格別です。この日は馬場水産の「薩摩甘えび」と、日笠山水産の「天然きびなご漁師漬け」を購入。島の味をご家庭でも味わえます。

上甑観光案内所の皆さん。甑島の見どころ、お土産のおすすめなど、なんでも相談にのってくれます。

里港ターミナル前のパネル。甑島はアオリイカの聖地。解禁日に合わせ開催される「甑島イカ釣り大会」は、全国からエギング愛好家が集まる盛大な祭りとなっています。

里港ターミナルでの時間もあっという間に過ぎ、帰りの船が入港。

17:10 里港出航 島の皆さんに見送られて

帰りは船底の客室でスヤスヤ。乗り物酔いしやすい方には、こちらの船室がおすすめです。

18:00 川内港到着

旅の余韻に浸りつつ、高速船こしきしまは川内港に到着。川内港ターミナルを出ると、雨上がりの空に虹が。最後まで良い旅となりました。

薩摩川内から甑島の日帰り旅、いかがでしたか。今回は甑大橋を渡ること、そして下甑をメインに周りました。バタバタするかと思いきや、行く先々ではのんびりしながら、それぞれの目的地を満喫することができました。長目の浜やナポレオン岩、観光船かのこ乗船など、まだまだ楽しみたいことはいっぱい。甑大橋の完成により、旅のスタイルも一層バラエティ豊かなものになっていくでしょう。まずは甑大橋を体験!そして、よりディープな甑島の魅力を見つけて頂けたらと思います。